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嘘をつく罪
2026年01月26日嘘というものは、とても扱いが難しい。
会話の中では、場の空気を和らげる潤滑油のように働くこともあり、
「嘘も方便」と言われるように、時には必要だとされることもある。
しかし一方で、たった一つの嘘が、それまで積み上げてきた信用を一瞬で崩してしまうこともある。特に子どもにとって、嘘は大人が思っている以上に大きな影響を持つ。
子どもは嘘を見抜くための基準がまだ低く、語られたことをそのまま事実として受け取ってしまいがちだ。
それは、子どもが言葉そのものではなく、大人の態度や振る舞いを丸ごと見ているからなのかもしれない。
大人の嘘は、そのまま子どもにとっての「世界のあり方」になってしまう。嘘は心だけでなく、身体にも影響を与えるのではないか、と感じることがある。
人にはそれぞれ嘘のつき方の癖があり、それは職業や生き方と結びついて、身体の使い方や姿勢、表情にまで表れる。
そう考えると、身体そのものが、その人の生き方や内面を映し出す器のようで、非常に興味深い。「筋が通らない」と言われる人は、必ずしも善悪の判断を誤っているわけではない。
ただ、考えと行動に一貫性がなく、そのズレが積み重なっていく。
自分の本心とは違う選択を繰り返し、ちぐはぐな生活を続けていると、
やがてそれは心や身体に歪みとして現れ、説明のつかない違和感や不調を引き起こす。私たちの目の前に起きている出来事も、決して偶然の産物ではない。
それまでに行ってきた無数の意思決定、その積み重ねの結果として現れている。
隕石が突然頭上に落ちて意識を失うような、完全な偶然とは違い、
多くの場合、原因は自分の内側と静かにつながっているのだ。