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年を取らない人はいない
2016年06月20日介護をされているお宅にお邪魔することがあります。
娘さんや息子さんがみておられるケースがほとんどですが、
身寄りの家族がおられない家庭ではご近所の方が診ておられるケースがあります。
たいていの今のお年寄りは大家族で生まれ、
戦争や高度成長を経験し
若くして結婚して家庭を持ち、
子供達が巣立っていく。
徐々に徐々に人が減っていき最後はひとりぼっち
オレオレ詐欺や還付金詐欺等が未だに多くあるのは
今でも家族とどこかでつながっていたいと想う気持ちが動かしたフシもあるのではないでしょうか。
家族だからという安心感が時に牙をむくのだと思います。
かといって歳を重ねて新しいコミュニティに参加するのは難しい
友達もいないし、共通の話題もない
東北の震災をうけた人が新しいコミュニティを作っても溶け込むことができずに
孤独死を迎える人が多いというのも物語っています。
ではどうすればいいのでしょう
ある方はとてもいきいき毎日を送っておられます。
それは人の助けを借りやすい環境作っておられます。
誰の手も借りなくても大丈夫と思っている人ほど、借りなくては生活が立ち行かなくなる。
子供にたくさん資産を残してあるから大丈夫とか
育ててあげたのだからと恩着せがましく思っている人ほど子供の心はまったくありません。
人の助けを借りやすい環境といっても具体的にはどのように?
人が立ち寄りやすい家を作るというのも大事かと思います。
立ち入りやすい家にはいろんな人が出入りしています。
そうなれば一人になることはありません
家の人がすべてをすることからの開放がなければこれからも悲惨な事件は増えていくでしょう。
ひとりひとりが介護のうまいやり方を考えながらやってみることにつきます。
最適案というのはなくその人に合った自然なやり方がきっとあります。