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オリエンタルな日常
2013年05月23日オリエンタルにやって来る友人がいます。
彼は昨年転職をしました。
転職をしたのは、以前働いていた職種と似た製造業の仕事です。
機械を使って微細な製品を作っているそうです。
僕の仕事とは、まったく別の業種なのでとても興味があります。
世の中にあるあまり知られていない製品とか、
職人さんが使用するマニアックな製品の話は聞くと面白い。
その彼と色々話していて気になった点がありました。
身体的な違和感はさほどでもなかったし
定期的な体のメンテナンスということで今回は体の事は割愛気になった事の一つになんと!!原発の事について聞いてみました。
どうなの?とさりげなく
当然あまり考えていないようでした。
日々の生活に忙殺されているので考えているどころではない
それが本音だと思いますが
特に彼らのような機械を使って仕事をしている身からしたら
僕らのサービス業とは違い電力と大量に使用しますし
その電力の料金によっては、経営の屋台骨が揺るぐかもしれません。
しいては彼の給与にも反映しかねない問題だと思っています。
いらないお世話だと思いますが・・・それが彼を批判するつもりは毛頭ないし
彼の人柄をよく知っているからこそ言いたいのですが
(このブログも読んでくれているらしいから書くよ)彼らのような製造業の人は特に
原発に頼らなければいけない構造になっているという
事実をまずは知った方がいいような気がします。株式会社富士経済リポートによると
日本の全電力消費量の内訳は、
製造業(42.8%)、業務(29%)、家庭(28.2%)である。
製造業が多くを占めている。とある。
その電力をすべて代替エネルギーに変えてすぐにするのであるならば
どのくらいのコストがかかるのかというと
原発電力の費用は典型的には5.3円/Kwhで、
LNG火力の典型費用である6.5円/Kwh、
石油なども入れた火力の平均10.7円/Kwhより安い。
この他の自然エネルギーではコストはもう少しかかる。
科学技術の発展を視野に入れるなら
(長い目でみるなら上記の記載よりも安くできる可能性は大いにある)そうなると電力料金が2割ほど高くなるという計算になる。
それまで100万円でできていた仕事が120万円かかるようになってくる。
簡単な仕事であるならば
当然外注に出さざるを得なく
海外に工場の移転などをしなくてはいけないだろう。
いくら円安になっていようとも東南アジアの人件費に比べたら
べらぼうに日本の賃金は高くなるまあ彼の会社は、医療関連の特殊用具も制作しているみたいです。
医療分野や特殊工具の場合には、規制や制約がありますし
業界としても守られている分野であるので
その点は強いのですが
TPPの問題にも絡んでくると思いますが・・・
とても強い分野であるなと思いました。また彼は製造業をしている身でありながら
海外に行く事のへの恐怖めいたものを言っていました。
僕らの仕事も、中国人や韓国の人が
この岡山でもリラクゼーションという名のもと同じようなものを営んでおられます。
はた目から見ると同じように見えますが
僕らも試行錯誤しながら
特殊性や専門性または人間としても人柄も向上させたりしていかないと
難しい職種である事は事実です。製造業ならなおさら、海外でしなければいけない仕事というのも必ずあります。
それを見ないふりをしていくなんてできないように思います。
例えば会社がミャンマーに工場を作るのであるなら行った方がいいし
今のうちに外に出ていったほうが
為になると思うけれどな
会社でいける海外の体験ほどありがたいものはないし
僕なら頼まれてもないけれども
はい行きますよ
と言うのにな~彼にはこれから頑張ってもらいたいと応援しています。
いろんな意味で助けてもらった身としてはこちらもできることはしていきたいですわ