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安倍元首相銃撃事件について
2022年08月04日今回の事件は決して許される事ではなく、厳正な法の裁きを受けるのは必然です。
ただ犯人の生い立ちや事件の背景を見ていくうちに、なんだか身近な事のように思えてきました。
わたし自身も犯人と同様に幼い時に父を亡くし母が新興宗教に走りました。
また犯人の年齢とも自分は近い。
育ったところが田舎だったので余計に母子家庭で新興宗教は目立っていた。
今から考えると世の中に対しても何をするにせよ背を向けて生きてきたように思う。
犯人自身も同じように苦しく辛い経験だったように思う。
ただうちには祖父母がいたし、そこまで献金するような母ではなかったのでちゃんと子供達にも教育を受けさせてもらう事ができた。
これにはただ感謝しかない。
ただなぜ父は死なないといけなかったのか?
なぜ母は宗教に頼らざるを得なかったのだろうか?
と思うと夜も眠れない事もあった。
父は今のJR昔の国鉄に勤めていた。
真面目な性格で残っているアルバムをめくるたびにその几帳面さをかいまみることができる。
人生の中でたぶんいろんな障害が出てくる中で解決策がお酒だったように思う。
ようはお酒に飲まれていたのである。
よい酔い方ではなく日常を破壊する飲み方だったのだろう。
今でも幼いながらもいなくなった日の出来事は鮮明に思いだす。
直接の原因はなにかわからないが推測だけが未だに一人歩きしているから困ったものだ。
だから母を見た違う世界が見える人には消化しきれていない思いが見えていたらしい。
自分の抱えてきたことを、解決したかのように世の中がよくなるよ。
また父に会えるなどと言われるならば母の気持ちも動いたのだろうと思う。
母はなぜ宗教に走ったのかもそこを紐解くと見えてくるような気がしてならない
そんな母も認知症になり病院のお世話になっている。当然宗教からは遠ざかってしまった。
母は納得のいった人生を送っていたのだろうかといまだに思う。