ブログ
-
一人暮らしの孤独
2022年06月13日一人暮らしの長い方を行かせていただいていた。
病気を抱えている身としてはなるべく人様にお世話になりたくないと考えている。
男の方だったもので人に甘えるというのも難しい感じの方だった
今まで自分で簡単にできていたことが一つずつできなってくるというもどかしさは筆舌しがたいものがある。
もっと広い視野で!とか考え方を柔軟に!というのは、病気を重ねた高齢者に届かないだろう。
やり方も自分流のやり方をやってきたから介護や医療関係者とトラブルになることは多々ある。
だからおのずと出てくる言葉は弱音でありマイナスの感情のものばかり
仕事として接するには問題はないが身近にいる身としてはどうも居心地も悪いし、会話の糸口もつかむことが難しいから近所の人や親せきも敬遠していくのだろう。
こんなに頑張って生きているのに何で報われないのだという声なき声がいつも触れるたびに感じることになる。
でもその方の唯一の癒しは猫だった。
その猫のお世話をすることだけが生きがいでもあるようだった。
自分の痛みを辛さもその猫の前でなら素直になれたのだろう。
見たこともないようなかわいがり様だった。
その飼い猫も当然ながら年を取る。
排泄もうまくできなくなりオシメをするようになり歩く姿もよちよちになった。
そうしていたらいつの間にか亡くなってしまった。
猫の仏壇がありそこに位牌があり線香の煙だけがいつまでもたっていた
その数か月後その方も家で生活することが困難になり施設に行かれた。
なんとも猫の力は偉大だなと思う。
自分のふがいなさとともに