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古民家に住むということ
2016年05月09日今、おじいちゃんやおばあちゃんの住んでいた築100年以上経つ古民家に住んでいます。
当然開け閉めがなかなかうまくいかない扉や、水がどこからか漏れてしまう箇所もあり不便きわまりありません。
これから夏場にかけては虫もいっぱい家の中に入ってきます。蚊にカナブン、カメムシなどなど
新築の家にお邪魔すると快適性にびっくりします。
しかし年配の人にとっては昔の家は思い出の玉手箱のようなもので、100年経つ家のひとつひとつの出来事が懐かしく感じる方も多いです。
柱に刻まれた身長の伸びた印やシミなんかも思い出とともに蘇ってくるように感じます。
茅葺の屋根にトタンを張ったもので、夏は快適ですが冬場はかなり堪えます。
隙間風がいたるところから入ってきますし、暖められた空気も瞬時にどこかに消えさっていきます。
お風呂は灯油と蒔で沸かす事のできるハイブリッドタイプです。
五右衛門風呂の話は結構みなさん共感できる方も多く
ほとりにあたると熱いよね。とかなかなか冷めることのない保温力にはビックリしたとか。と言うと納得って感じです。
トイレはボットンでしたが、数年前に簡易水洗に変えました。
しかしボットンの仕組みは変わらないので月に数回は汲み取りに来てもらっています。
昔はおじいちゃんとかが畑に撒いたりしていました。
肥料に使っていたんですよね。
今ではほとんど田舎でも見かけません。
台所は昔は釜で薪をくべながら煮炊きをしていたのだと、しかし今はその面影はありません。
ガスコンロにとって変わり近所の方の中にはIHの家もたくさんあります。
なんでこんな事を書いたかというと、こんな昔ながらの生活をしてみたいと思っている若い人がいるということです。
改めて古民家での生活を書いてみるといろいろな事が発見できるものだと
都会で仕事をしているとこんな牧歌的な光景に憧れるのかもしれませんね。